あくま さん
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19件中1-10件
2008年10月9日 to NOTHING
世間から迫害されて嫌になって、何もかも消えちゃって、別世界に行っちゃって、性格変わったり、ケンカしたり。おバカ二人の実験的コメディー。何か意味合いがあるのかよくわからないが、まっ白な世界に落ちたら何をするのが楽しいかというシンプルさが実に楽しい。所々に悪夢オチや人体解体のギャグも織り交ぜられてて、CUBE監督らしさも垣間見れる。こういうの好きよ
2008年8月28日 to 闇の子供たち
タイで起こっている人身売買、臓器売買をテーマにした衝撃作。タイの幼児売春宿に物同然に売られる子供たちが物語上中心なのだが、私は幼児性愛者(ペドファイルと呼ぶらしい=ロリコンとの違いは男児をも好む)の人間たちの実態が分かるのではと意気込んで見に行った。すると、映画自体は最終的には、可愛そうな子供よりもその幼児性愛者の欲望を描こうとする姿勢の方が強かったように思う。桑田佳祐の主題歌の歌詞もそれ(哀れな大人)を理解したかのように歌っていたようだったのにびっくりした。私も桑田ファンなので尚更映画で歌歌うと浮いちゃうからダメだろと思ってたけど、『歪んだ性癖に苦しむ大人とそれに振りまされる子供たち』という、監督が向けていたテーマがしっかりと一致していてちょっと感動した。ただの問題提起映画ではなく、ある意味サプライズな方向性があって個人的には良かったんだけど、主人公たちの動機の不純性、タイの人々が自分の子を売ってまで貧困に陥っている根本的な政治的な原因のなさなど、背景に説得力が欠けたので残念。監督の興味本位心が強かったのだと思う。体を張った演技でメッセージを送ってくれた、タイの子供たちには拍手をしたい。この広い世界では、この子役たちの名演にさえ興奮する、哀れな大人たちがいるんだろうなあ(ゾッ)
♪寂しくて寂しくて心に死化粧 愛し合う喜びをもう一度噛みしめて
この頬を濡らすのは熱い一筋の涙/現代東京奇譚
この歌は歪んだ性愛者の寂しさを歌った歌だったのか!(と解釈)
2008年8月25日 to 世界で一番美しい夜
日本一出産率の高い村の、14年前のある乱れた夜の出来事。昨年の映画『パフューム』ですでに感動していた私は、本作も近いものだと思って見ました。『パフューム』では愛し合う喜びと、誰からも愛されない孤独な若者の対比が描かれていました。『美しい夜』ではその愛し合う喜びを、より生物的に、より滑稽に。子供いっぱい作っていっぱい育てて一生作り続けるのが生き物のとして一番仕合せ、そんなこと分かってても、経済と倫理がこの世にある限りできるわけないじゃないか。ああ人間の不器用さ愚かさ。そんな哀しさが渋い歌声に相成って、映像はすごくばかばかしいのに、すっごく哀しい哀しい気持ちになった。この映画、音楽が何倍も良い。全体的に長いが飽きはなかった。各人物エピソードだけでも面白おかしい上、実に感動的な作りで、監督の力量が十分に表れてると思いました。しかしやはりニッポン人の乱交は汚れてる様にしか見えん笑。ロリコン校長はだめえ!
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2008年8月21日 to ダークナイト

TM & (C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
私は悪党の持つ運命の哀しさや狂気めいたものに惹かれる。例えばレオンのスタンスフィールド、CUBEの最後に暴れる黒人、シティオブゴッドのリトルゼ、今年ならスウィ二ートッドの理髪師、どの悪役も意味の違う狂気を持っているが、ダークナイトではそのいくつかの悪の存在を同時に彩与えている。生まれながらの悪、怒りと憎悪に取り憑かれて生まれた悪、平和の均衡のために存在する悪。世の中の犯罪を肯定しているわけではないが、誰よりも自分を持っていてどこか芯のある大悪党ジョーカーが、悪の視点からの世の中の見方を教えてくれる大事な役割だった。ジョーカーの完璧な計画、最高のスリル、ヒーローの苦悩、どんなヒーロー映画よりもBADな終わり方なのに誰もがその圧倒さに満足できる、まさに黒い映画。バッドマンにはなむけなれた一番最後の台詞に痺れた。
2008年7月20日 to 崖の上のポニョ

(C) 2008 二馬力・GNDHDDT 監督:宮崎駿(声の出演)、山口智子、所ジョージ
ぽにょは最高に気持ち悪いし最高に可愛かった!こんなヒロインは初めてだ
はっきり言いまして、少年と金魚少女が戯れているだけのお話です。
昔のジブリ映画を超えて欲しいと一心に思っている人は絶対に見ない方がよいよ。
映画的な面白みや浮き沈みを排除し、アニメーションの持つ愛らしさとナンセンスな物語だけで進む。大人が楽しむアニメにあるようなメッセージ感が全くないのは、本当にアニメらしくていい。ただセル画アニメが動いているのを、見て楽しむという、本来の楽しさが味わえました。(どちらかというと絵描きの人ほど、映画が楽しめるのでは)女の子の可愛さと、ジブリらしい気持ち悪い“生き物感”が交互に押し寄せるのだけど、ここらへんの酔い加減を楽しめるか否かで普通の大人が好めるかどうか、別れる所だと思うな〜。私はほんっとに楽しかったし、表情の可愛さに終始ニヤニヤしてしまった!
大人のために作られた大人アニメを「大人」が楽しむことよりも、子供のために作られた子供アニメを「大人」が楽しむ方が、何倍も贅沢だと思い知らされましたよ。(子供独特の動きの可愛さは、明らかに大人心をくすぐってると思うけど。だがそれがいいい!)
映画を見るというより、アニメを見に行くと思って見に行って欲しいですわ。
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2008年5月19日 to ミスト

(C)2007 The Weinstein Company.All rights reserved.
面白かったのですが、スティーブンキングの作品をいくつか見てきてる自分としてはマンネリ感を感じた。キング映画のファンの方なら、「ランゴリアーズ」と「ストームオブセンチュリー (悪魔の嵐)」を足して割ったような感じといえば分かるんじゃないかな笑。
黒人、謙信な信者、短気なおっさんと、キャストが揃い始めるとすぐにキングらしさが出てきて、この映画もうすでに見たことある気がする!と思っちゃった。
霧を使うってのは低予算なイメージだったけど、“闇”を使うこととは全く別の雰囲気を出してて良かった。“あいつ”が出てきたらどうしてもクローバーフィールドにだぶってしまったんだけど。とにかく人物が能書きを垂れるシーンが長かったので、グリーンマイル等が感動的に誇張されたように、この映画もアクション場面もっと増やして地味さ抑えて欲しかった。地味なのだけど、救いのなさを見てる分には全く退屈にはならなかったです。
ラストシーンは、原作の小説通りらしいんですが・・・口開けてポカーン………ってなっちゃうものすごいラスト。後味がこの映画の全てってかんぢですねー。スティーブンキングの頭はやっぱりおかしいと思って納得じゃ。
2008年5月11日 to 非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

(C)Diorama Films LLC. All rights reserved
名前の読みが本当にダーガーなのかダージャアーなのかも誰も知らない、無名で身よりもなく死んだじいさんが、何十年、自宅の部屋で作っていた自分の王国。膨大な量の小説とその挿絵。こどもたちこそが最も、強く、美しく、神に近い世界の物語を。
この映画の中で明らかになるのは、ヘンリーダーガーの幼少に大人から受け続けた傷、キリストの神を信じるがゆえの疑問と恐怖の日々、愛するものが欲しかったと言う一生の欲求。ヘンリーダーガーは変人ではなかった。ただ、誰よりも、現実に耐え続けることができてしまっただけだった。映画にする程のドキュメンタリーなのかと思うかもしれないが、ヘンリーダーガーという一人の人間の軌跡、生きた証になったこの映画は一生大事にしたいと思った。そして他の映画と同じような基準で★評価はできませんでした。深すぎる人間の闇と哀愁に、いつまでも浸っていたくなりました。
今頃ヘンリーダーガーは、幼い頃に生き別れて名前さえ知らなかった妹といっしょに、夢の世界で暮らしているのだろうか
2008年4月14日 to クローバーフィールド/HAKAISHA

(C)2008 Paramount Pictures. All rights reserved.
災地体験型ムービー。
低予算で高評と悪評をいっぱい手にした「ブレアウィッチプロジェクト」を、より大衆向けにスケール大きい作品に昇華させた利欲作と思われる。混乱する人々の行動の終始から、様子を伺う“待ち”の時間までリアルにそのまま残されておりとても楽しい。見終わってから気付くことだが映画内は効果音楽がないのも魅力。遠くの爆撃の音がよく伝わってくる。(プライベートライヤンみたい)
しかしこの映画を楽しむには、最初の5分間で「手ぶれ映像」に慣れないと、死ぬッッ!私でもすぐに慣れなかった!あとはですねえ、後半はモチベショーンが下がっていってる感じで残念。グルグル回りながら○○する○○○○○○の、中からカメラで撮ったシーンは最高でした!いやあ気持ちわるい!続編の予感がするので、2作目3作目とよろしく頼みます!
2008年3月6日 to ライラの冒険 黄金の羅針盤

TM & (C) MMVII NEW LINE PRODUCTIONS, INC.ALL RIGHTS RESERVED.
誰もが動物のスタンド(=ダイモン)を持つと言う、子供向けポジティブ映画。全編何かのCG動物が登場しているといって過言でもないが、とにかくやっぱりシロクマ萌え〜。でっかくて可愛い動物はやっぱりクマだねえ。
お話はなにもかも、トントン拍子で次にいくのでこちとらあたふたするよ。ライラのポジティブシンキングが全てうまくいっていく所はやはり児童映画で・・わかりやすいっちゃあわかりやすいが。味方が金魚のふんのようにどんどん増えていって付いてくるのはどうなのよ。●●●の大群とか全く持って意味不明。映画は三部構成だから、お約束のすっきりしないままの終わり方なんだけど、やっぱつまんなく感じちゃうよねー。ライラは一見かわいく見えるが、実は結構成長しきってて背が高いし、物事へのネガティブ面が全く無くてちょっと可愛げがない。ニコールキッドマンのセレブおばちゃんキャラが濃ゆかった。
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2008年2月7日 to バタリアン
私のことを何か勘違いされている方々から「バタリアンとか好き?」とよく問われるのに対し、毎度まだ観たことがないですと返すのがお恥ずかしいので、そろそろ見ることにした。洋名「ザリターンオブザリビングデッド」わいわいにぎやかなソンビ映画。タールマンというドロドロのモンスターデザインに、クリエイターの偏った情熱を垣間見れたしなかなかカッチョ良かった。しかしまあ、ゾンビに見せ気もない全身蛍光色のモンスターや、演技をする気のないゾンビエキストラたち(ただ汚い服着て走ってるだけ)に笑い萌える。全体としてはいまいちだったんだけど、2の方が笑えるとか聞くんだよね。「脳みそくれ〜」とゾンビが言うセリフは実に脱力的で、それにカルチャーショックを覚えた公開当時の日本の子供達を想像するとかなり面白い。